東野圭吾作品、初のアニメ化――その名は『クスノキの番人』。
累計発行部数1億部を超えるベストセラー作家・東野圭吾の“空想力を最大限に発揮した小説”が、2026年、ついに劇場アニメーションとしてスクリーンに登場します!
◆実写では難しい? だからこそアニメで叶った映像化
物語の中心にあるのは、不思議な力を持つクスノキと、それを守る役目を背負った青年・直井玲斗(なおい れいと)。
理不尽な理由で職を失い、人生のどん底にいた玲斗は、ある“条件付きの釈放”をきっかけに、亡き母の腹違いの姉・柳澤千舟の導きで月郷神社の「番人」となることに。そこから始まるのは、心に傷を抱える人々との静かで、そして奇跡的な出会いの連続――。
原作には超自然的な現象が多く登場し、東野氏自身が「実写化は難しい」と感じていた本作。だからこそ、今回のアニメーション映画化には並々ならぬ期待を寄せています。
「私の空想力をはるかに超えた映像作品となっているに違いなく、今から楽しみにしています」
——東野圭吾(コメントより)
◆伊藤智彦×A-1 Picturesの強力タッグ
監督を務めるのは、『ソードアート・オンライン』シリーズや映画『HELLO WORLD』など、心を打つ映像で観客を魅了してきた伊藤智彦氏。
アニメーション制作は、『俺だけレベルアップな件』『マッシュル-MASHLE-』『リコリス・リコイル』などを手がけ、確かな技術と感性で知られるA-1 Picturesが担当します。
伊藤監督は、今回の映画化にあたり「今の自分を形作っているものに感謝を告げる」ことをテーマに掲げ、人生を見つめ直すような深いメッセージを込めていることを明かしました。
「この気持ちを次の世代にバトンを送りたい」
——伊藤智彦(コメントより)
◆玲斗が出会う、心を揺さぶる登場人物たち
本作の魅力は、玲斗の再生の物語だけにとどまりません。
神社に集う人々の人間ドラマもまた、観る者の心を打つことでしょう。
- クスノキに定期的に足を運び続ける謎の男・佐治寿明
- その娘で父の行動を不審に思う女子大生・佐治優美
- 家業の継承に悩む青年・大場壮貴
- そして、すべての縁をつなぐキーパーソン・柳澤千舟
彼らとの交流が、玲斗自身を少しずつ変えていきます。
◆“心に効くアニメ映画”、2026年公開へ
静かな神社の境内、語られる悩みと祈り、クスノキが持つ不思議な力。
きっとこの映画は、「心に寄り添う」そんな作品になるはずです。
劇場公開は2026年予定。東野圭吾ファンはもちろん、人生の迷いや希望に触れたいすべての人に、この映画を届けたい——そんな作品になる予感でいっぱいです。
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